山へいく牛( 戦争と平和のものがたり  3)

   戦争と平和のものがたり 3 
       戦争と平和のものがたり 3

「戦争と平和のものがたり」としてシリーズ化されています。
この(3)には
「おはじきの木」「ピアノとわたし」「すみれ島」
「山へいく牛」「野ばら」の全5編が収録されています。

この中の「山へいく牛」の著者は川村たかしさん。
主人公は小学4年生の島子。
家では、牛を飼っています。その牛が春に子どもを産みます。
その子牛の世話を任されている島子。
ある日、子牛が元服式とよばれる儀式を
受けます。島子はそれを知りませんでしたが
じっと見守ります。元服式とは
牛の鼻に鼻木を通すことです。
(鼻輪といった方がわかりやすいかも…)
明日、母牛が山に行くので
ちび牛は、大人になる儀式を受け
一人立ちせねばならないのです。
この地域では牛は、大切な働き手です。
秋になり耕牛の用がなくなると
山での仕事が待っています。
島子は、働き通しの母牛を思いやって
今年は、山に行かせないでと
おじいさんに頼みますが
「戦争に勝つためには、牛さえも
働かないといけないのだ」と説得されます。
島子の父は、昨年、兵隊となって戦地に赴く際
「大きな声でいえんがこの年になって、
子どもを置いていくのはつらいわい」
と、言い残すのです。
島子は母牛を山へ送っていきます。
いよいよ、母牛と別れる時
島子は、思わずたじろぎます。
母牛は、泣いていたのです。
涙をぽろぽろこぼして…


島子と、牛たちのふれあいが
優しいタッチで描かれています。
ひとたび戦争になれば、戦地に行かなくても
空襲に襲われなくても、生活は圧迫され
悲しいことが続きます。
人間だけでなく、牛だって悲しみからは
逃れられません。静かな語り口のなかに
戦争の愚かさが、胸に迫ってきます。

戦争は、どんなに言い繕っても悪です。
戦後70年。二度と戦争をしない。
不戦の誓いを新たにします。


この本の詳細→戦争と平和のものがたり3 おはじきの木




いつも応援ありがとうございます☆
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ネコこころさん

だれも戦争を望んでいないのに…
もっと、」反対の声を
大きくしなければ。

mamaさん

ひとたび、戦争になれば
弱い立場の人ほど
悲惨な事になります。
ひとつも良い事ない戦争に
絶対反対です。

No title

そうですね

ひとつも良い事ない

戦争って

悲しい

切ない

ひとつも良い事ない
Secre

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